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人種も、障害も、身分も超えた 『最強のふたり』感想

 

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あらすじ

 

不慮の事故で全身麻痺(まひ)になってしまった大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、新しい介護者を探していた。スラム出身の黒人青年ドリス(オマール・シー)は生活保護の申請に必要な不採用通知を目当てに面接にきた不届き者だったが、フィリップは彼を採用することに。すべてが異なる二人はぶつかり合いながらも、次第に友情をはぐくんでいき……。
引用元:解説・あらすじ – 最強のふたり – 作品 – Yahoo!映画

 

フランスを舞台とした不釣り合いなふたり

 

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富裕層の障碍者へ介助として雇われたスラム街の黒人の物語、そんな説明をされたら暗く堅苦しい話になりそうですが、この作品は全く違います。序盤から警察とチェイスをしたり、障碍者を障碍者と思わないドリスの言動が痛快で、周りの雰囲気を徐々に変えていくんですよね。

 

一番辛いのは周りの態度が変化した事

 

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生活に何不自由のないフィリップが何故彼を雇ったのか、それは彼だけが屈託ない本心をぶつけてきたから。作中でも語られる障害を負って一番つらいのは、手足が動かない事より、周りが腫物のように接してくる事。今まで普通と思っていた生活が失われる事という答えは、僕にとって衝撃的で、だけど納得できる部分もあり目が覚めるシーンとなりました。

 

人種も、障害も、身分も超えて

 

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ドリスにはドリスの悩みが、フィリップにはフィリップの悩みがある、そんなの普通であるのに、障碍者や人種、身分というフィルターが掛かると、誰もがステレオタイプな見方しかしない。一人の人間として対等に接する二人の姿は、今を生きる僕らへのメッセージであったと思います。

 

現在のフランスとは

 

「もちろん、差別や区別が良いとは思わない。でもな、世の中はいつも差別する側に問題の焦点を当てることが多いが、される側にもそれ相応の問題が必ず存在するってことをみんな解ってるはずなのに触れないだろ?それじゃ、根本的に何も解決しないんだよ」

引用元:全文表示 | GACKT、パリのホテルで人種差別に遭う? アジア人は「ここに座るな、向こうに」 : J-CASTニュース

 

この作品を見た後、まず実際この目で見てみたいという衝動に駆られました。パリと言えば最近だとテロもあり情勢不安、他人種への差別という話も読む程度しか知りません。だからこそ、この作品で感じた差別がどの程度のものか、そして何故この作品が生まれたのか知りたくなります。『レヴェナント』を見た時も開拓時代のアメリカについて知りたくなりましたが、他国の文化に興味を持つ切っ掛けというのも映画の持つ魅力なのかも。

紹介 ぐぬぬ

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