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異端を許容する社会かどうかが、その社会の豊かさにつながる『イミテーション・ゲーム』感想

 

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あらすじ

 

第2次世界大戦時、ドイツの世界最強の暗号エニグマを解き明かした天才数学者アラン・チューリングの波乱の人生を描いた伝記ドラマ。劣勢だったイギリスの勝利に貢献し、その後コンピューターの概念を創造し「人工知能の父」と呼ばれた英雄にもかかわらず、戦後悲劇の運命をたどったチューリングを、ベネディクト・カンバーバッチが熱演する。監督は『ヘッドハンター』などのモルテン・ティルドゥム。キーラ・ナイトレイをはじめ、『イノセント・ガーデン』などのマシュー・グード、『裏切りのサーカス』などのマーク・ストロングら実力派が共演。

引用元:解説・あらすじ – イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 – 作品 – Yahoo!映画

 

解読不可能と言われたエニグマに立ち向かう、一人の数学者の物語

 

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最近『この世界の片隅に』を見た影響もあり、戦争をテーマにした作品もいいなと思い見てみましたけど、これ面白いですね。
異端な数学者として煙たがれる主人公が、難解なエニグマ解読へと挑む。それもサクセスストーリーではなく、仲間からはスパイと疑われ、そうでなくても金食い虫と肩身が狭い、また功績を残しても評価されず、全く以て報われない。

 

多様性のある社会を認めるか

 

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この作品は様々な差別、女性軽視に学校での虐め、同性愛については実際に罪として裁かれるといった問題が見られます。独裁国会との闘いといいながらもイギリス国内でも異端者への弾圧は見られ、エニグマとの闘いより、こちらが本題と言って差し支えない程表現されています。

 

彼の物語からどのような教訓を学ぶべきだと思いますか?

個人の個性や多様性を尊重すること、そして人と違うことを恐れずに、共通点を探して理解し合う努力をすること。チューリングは、自身のセクシャリティについて迫害を受けた男です。しかも彼を糾弾したのは、まさに彼が必死で救った民衆や政府。ぞっとするような皮肉ですよね。それがこの物語の耐え難い悲劇です。

彼は吃音症を患いながら学校に通いました。その姿を想像してみて下さい。他人とは違う目で世の中を眺めるようになるのは当然。皆と少し違うというだけで、のけ者にされるのだから。そんなふうに扱われたら、“違い”はますます大きくなっていく。彼は、自身の経験や周囲の人々の影響により、知識や人格を形成され続けた人物なのですよ。

同時にこれは人間や愛の本質を教えてくれる映画でもある。劇中では、コミュニケーションというテーマが繰り返されます。言葉がどれほど重要か、他人を理解することや、会話や文章を通して他人との間にある壁を壊すことがどれほど重要かと。暗号文を使おうと、普通の言語を使おうと、一番大切なのは他人を理解しようとする姿勢なのです。

引用元:映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』各界の著名人が語る、映画の魅力と想い | ニュース – ファッションプレス

 

時に想像しえない人物が、偉業を成し遂げる

 

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彼が作り上げた計算機と現代のPC、エニグマ解読により救われた命、彼の功績は大きい。しかし、用無しとされた後は同性愛で投獄され、去勢のホルモン注射まで打たれ、最後は青酸カリによる自殺。個性を容認する社会であれば、更に素晴らしい功績を残したかもしれない。少数派にも寛容な社会こそ豊な社会といえるのではないか、そう感じさせるメッセージ性が高い作品でした。

紹介 ぐぬぬ

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