純白の野心は、やがて漆黒の狂気に変わる 『ブラック・スワン』感想

 

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あらすじ

 

ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するバレリーナ、ニナ(ナタリー・ポートマン)は、踊りは完ぺきで優等生のような女性。芸術監督のトーマス(ヴァンサン・カッセル)は、花形のベス(ウィノナ・ライダー)を降板させ、新しい振り付けで新シーズンの「白鳥の湖」公演を行うことを決定する。そしてニナが次のプリマ・バレリーナに抜てきされるが、気品あふれる白鳥は心配ないものの、狡猾(こうかつ)で官能的な黒鳥を演じることに不安があり……。

引用元:解説・あらすじ – ブラック・スワン – 作品 – Yahoo!映画

 

鏡による演出

 

人間で鏡を見せたときにそれを他人だと思って話しかける人はあんまりいないよね。でも、赤ちゃんに鏡を見せると凄く驚いた反応をして不思議そうに観たりする。だから、人間はどこかの段階で鏡に写った自分が自分であると自己認識するんじゃないか、というのが鏡像段階論(たぶん)。

引用元:Mood for a Day: 『ブラック・スワン』がイマイチだった人のために、鏡像段階論を例えて私なりに解説。

 

徐々に狂気に染まるヒロイン

 

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こういう壊れてゆくヒロインを見るとワクワクしてしまうw

 

母親の意思を継いでバレリーナとなったヒロイン、主役を勝ち取るも重圧によって自我崩壊。
ヒロインの視点で見る本作は、最初は普通のドキュメンタリーと見せて、
徐々に彼女の精神が病んで、ありえないものさえ見えてくるホラーテイストな作品に変貌してゆく。

 

彼女の末路

 

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困った表情が頭から離れない

 

自分で進んだ道ではなく、他人から期待される役を演じようと必死になる彼女。常に顔色を窺ってたのが、次第に役に飲み込まれ変貌してゆくのがたまらない。最後の解釈は二手に分かれるようですけど、僕としては本来の幼い表情を浮かべる彼女に戻ったように見えました。どのように捉えるか、考えるのも物語を見る上での楽しみですよね。バレエを題材としているだけで、人の弱さを緻密に描いた面白い映画だと思います。

紹介 ぐぬぬ

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