技術的特異点を迎えた世界とは SilkysPlus DOLCE『景の海のアペイリア』感想


 

「景の海のアペイリア」オープニングムービー

 

 

一言で表すと「濃い」

 

新たに生まれた仮想世界 SilkysPlus DOLCE『景の海のアペイリア』体験版1感想

 

体験版1をプレイして「これ面白そう」と予約、それ以降は情報をシャットアウトして今回初めてプレイしたのですが「濃い」です。何が「濃い」かと言うと・・・ま、まぁそれは後で説明したいと思います。

 

ストーリー

 

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ざっくりストーリーに触れると、人工知能アペイリアを作り出した主人公は、仮想世界「セカンド」を生み出します。

 

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ファンタジー世界を舞台としたゲームを始めるも異常事態、ログインしたユーザーが死亡する事件が起こります。調べに行ったアペイリアも行方不明となり、主人公達が乗り込むとそこには未知のウイルスが蔓延。仲間の協力によりアペイリアを見つけるも過去に引き戻される事態に陥ります。

 

バルドのように電脳世界と現実を行き来し、シュタゲのように救う未来を探す物語

 

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何故アペイリアを救うとタイムリープにより引き戻されるのか、現実と仮想を行き来し真相を探し始める主人公。

 

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セカンド世界で敵対するシンカー。まるで『あかときっ!』のピエロさんのように戦況を混乱させて、話を面白くします。

 

ここまでは予想の範囲内だった

 

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ここまでなら体験版1をやれば分かっていた事、SAOのようなデスゲームに巻き込まれるも、命を賭け仲間を救い出す王道ストーリーを思い浮かべてました。だけど実際は少し・・・いや、結構違いましたねw

 

ここが濃い① 量子及びタイムリープの解説

 

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量子のスリット実験、観測される事で波から粒子の特性へと変化する内容を図も交え解説。

 

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更にタイムリープについては逐次、どのような状況なのか詳しく解説。これがとにかく長い、テンポを著しく落とす結果となります。ただこの濃さが設定だけなら、まだ良かった。

 

ここが濃い② 主人公が真性の変態

 

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エロゲ主人公たるもの、ある程度変態は仕方ないと思います。『ハローレディ』の主人公もおっぱい狂であったように、それが逆に魅力となる場合もあります。ただし、この主人公は並みの変態ではない。ち〇ぽから出る液体を対価に剣を生成、どんな状況だろうと瞬時に勃〇して戦う主人公。濃いのは精〇だけにしてくれよ。

 

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命を賭けシコシコするシュールさが、この作品ではいつまでも付いて回ります。こうなるとはっきり言って、どんなシリアスでもギャグにしかなりません。厨二病であるシュタゲのオカリンなんて可愛いものです。本物の変態だあああぁぁ!!

 

濃い設定と、濃い主人公のコラボレーション

 

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真面目に読むべきか、ギャグとして読むべきか非常に悩ましい。この主人公に慣れないと結構厳しく、万人向きではない作品に仕上がっています。

 

シナリオは結構面白い

 

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『景の海のアペイリア』あえて景をひかりと呼び、影である数字の世界で生まれたAIと共存する未来を描く本作。0と1とで構成された幾億の数字の海の中で、人間とAIに違いはあるのか問いてきます。

 

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人とAIなど、技術的特異点を迎えた世界では意味を成さない。メッセージ性は確かにあるんですけど、先程の濃い説明と変態主人公の波状攻撃で、薄まってしまうのが残念でした。より登場人物と対話するシーンを増やし掘り下げを行っていれば、趣旨に沿った纏まりの良い作品になったと思います。

 

非常に惜しい作品

 

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タイムパラドックスにより過去へと引き戻される現象、シンカーの正体、不明な点を最後まで引っ張り先が気になる作品ですが粗も目立ちます。折角、恰好良い主題歌があるのに本編中では使用しないのは勿体ないですし、選択肢もほぼ一本道なので、選択式は止めてメールによる過去改変に統一すればフローも美しかったと思います。まだまだ伸びしろがありそうで惜しい。

 

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可能性が可能性に干渉し、別の可能性を作る。技術的特異点を迎え、リアルと仮想の差が失われても変わらないもの、それはアペイリアたんが人と手を取り合うシーンに詰まっていると思います。人と人との触れ合いが多くの可能性を生み出す優しい世界。消化不良を起こす部分もありますが、充分楽しめました。ありがとうシルプラさん!

 

紹介 gununu

イチャラブこそ至高

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